ラベンダーの種類

ラベンダーはアロマテラピーに使用される中で最も有名で、人気のある精油です。 ラベンダーは近代アロマテラピーが広まるきっかけにもなりました。人気のある理由は、どんな場面でも活用できることと、たくさんの精油とのブレンド相性が良いことにあります。
主なラベンダーの種類と特徴をご紹介しますので、ラベンダーの精油を購入する際の参考にしてください。

■真正ラベンダー(アングスティフォリア系)■

ラベンダーは地中海地方原産で、最も品質の良い植物は海抜1,000m付近で育ちます。南フランスではエステル含有量の多い高品質の精油が生産されています。真正ラベンダーの特徴としては、茎から花までが一本になっていることです。心地よい穏やかなフローラルの香りは、緊張や不安感を解して、気分をゆったりと落ち着かせてくれます。心地よく眠りたいときの寝室の香りとしても大変適しており、寝室にアロマランプで香らせる他、就寝前のアロマバスでの使用は特におすすめです。

やけどや日焼けのしすぎを治す力は有名ですが、その他にもニキビ・湿疹、乾癬にも役立ちます。また、フケやフケ毛、シラミの駆除にも利用できます。

■その他の種類■

スパイクラベンダー(スパイカ系)

原種ラベンダーの一種で標高が低い海辺の地域に多く、高山では育ちません。主な産地はスペインやフランスです。真正ラベンダーよりも暑さに強く、丈夫な性質を持っていることから、男のラベンダーと呼ばれることもあります。スパイクラベンダーの香りは、真正ラベンダーをよりくっきりさせたような香りです。ショウノウの香に似ていると言われます。
植物の特徴としては、茎の下の方から3本に分かれています。カンファを多く含んでいるので、リラックスよりもリフレッシュ効果が高いです。ねんざ・筋肉痛や頭痛などに使われることが多いですが。刺激が強いですので決して原液でさわってはいけません。妊婦さんや授乳中の方、乳幼児には使用しないでください。

ラバンジン(ラバンディン系)

真正ラベンダーとスパイクラベンダーを自然の掛け合わせて生まれた品種です。原産はフランスですが、ヨーロッパ各地で見ることができます。真正ラベンダーにスパイクラベンダーの丈夫さが合わさり、真正ラベンダーの補強として使われています。茎の真ん中から3本に分かれています。香りは真正ラベンダーに少しスパイシーさが加わったシャープな香りです。日本におきましては、北海道をはじめとして長い間香料として作られておりラベンダーだけの表示の場合は、ラバンジンの場合がありますので、注意が必要です。純粋なラベンダーの香りを楽しむなら、真正ラベンダーの精油がおすすめです。

当店では、真正ラベンダーをはじめ、ティートリー、ユーカリ・ラディアタ、ライムコールドなど、様々な種類の精油を販売しています。お好きな精油を選び、エッセンシャルオイルで希釈して香りをお楽しみください。